日本メノナイト白石キリスト教会

聖書からのメッセージをお届けします。

テモテへの手紙第一2章

「信仰生活について」

 パウロは、教会における様々な問題の解決のために「信仰によるわが子テモテ」(一・二)へ、具体的な指示を与える。それは、「まず初めに…勧めます」(1)と命令ではなく勧めとしてである。「まず初めに」とは、直訳的に「すべての初めに」という意味であり、個々の問題に対する勧告ではなく、すべての問題の解決に対して、まずどのように生きるかという勧めである。
 
①祈り(1~8節)
 その最も大切なことは祈りであることをパウロは伝える。しかもそれはまず「すべての人のため」であり、特に為政者たちや指導者たちのために祈ることを勧める(1)。それはどうしてか。それは、私たちの信仰の歩みが穏やかにされる(2)ことだけが目的ではなく、「神と人との間の仲介者」であるキリスト・イエスを信じる「すべての人が救われて、真理を知るようになる」(4)ためである。その福音を語る働き人も、その祈りの中から立たされる(7)。だからパウロは勧める。「どこででもきよい手を上げて祈るようにしなさい。」(8)

②敬虔に生きる(9~15節)
 次にパウロは飾りとしての良い行いを勧める。教会は自分の富の豊かさや暮らし向きの自慢をする場所ではない。男がいつもきよい生活を心がけ、「怒ったり言い争ったりせずに」(8)祈りの実践を心がけるように、女には「神を敬うと言っている女にふさわしく、良い行いで自分を飾りなさい」(一〇)と勧める。
その飾りは表面的なものではなく「よく従う心」(一一)が大切である。またパウロは女が男を支配することがないように勧める(一二)。

 これはアダムとエバの関係における創造の秩序に基づいて言っているのであって、男女のあり方についての全てを言っているのではない。(Ⅰコリント一一・八~一一、ガラテヤ三章二六~二八節参照)男であっても、女であっても「信仰と愛と聖さにとどまる」(一五)ところの祈りと敬虔に生きる信仰生活が求められているのではないだろうか。