のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

受難節 第6主日 棕櫚の聖日

ヨハネ福音書12章12~19節

12  その翌日、祭りに来ていた大勢の群衆は、イエスエルサレムに来られると聞いて、

13  なつめ椰子の枝を持って迎えに出て行き、こう叫んだ。  「ホサナ。  祝福あれ、主の御名によって来られる方に。  イスラエルの王に。」

14  イエスはろばの子を見つけて、それに乗られた。次のように書かれているとおりである。

15  「恐れるな、娘シオン。  見よ、あなたの王が来られる。  ろばの子に乗って。」

16  これらのことは、初め弟子たちには分からなかった。しかし、イエスが栄光を受けられた後、これがイエスについて書かれていたことで、それを人々がイエスに行ったのだと、彼らは思い起こした。

17  さて、イエスがラザロを墓から呼び出して、死人の中からよみがえらせたときにイエスと一緒にいた群衆は、そのことを証しし続けていた。

18  群衆がイエスを出迎えたのは、イエスがこのしるしを行われたことを聞いたからであった。

19  それで、パリサイ人たちは互いに言った。「見てみなさい。何一つうまくいっていない。見なさい。世はこぞってあの人の後について行ってしまった。」

 

 主イエスはロバの子に乗ってエルサレムに入って行かれます。人々はナツメヤシ(棕櫚)の枝を持ち、歓呼して出迎えます。しかし主イエスがこれから歩まれる道は、ゴルゴタの丘に続く道です。

「打つ者に背中を任せ、 打つ者に背中を任せ、  ひげを抜く者に頬を任せ、  侮辱されても、唾をかけられても、  顔を隠さなかった。」(イザヤ50.6)

 辱めと唾から顔を隠さずに、どこまでも低く降りられます。神の救いのご意志が成し遂げられるために「へりくだって、死に至るまで、それも十字架の死に至るまで従順でした。」(ピリピ2.8新共同訳)

 私たちは、ただ主の従順によって、主の真実によって救われます。同時に、その主を信じる私たちの信仰が求められます。それは差し出された主の真実を受けとるということです。

 

●祈り

全能の主よ

今日私たちは、勝利されたキリストを崇めます。

賛美の歌を歌いつつ

私たちは主に従い、聖なる都に入ります。

永遠にあなたと共に生き、支配されるお方を通して

私たちをも

天の都エルサレムへ入ることが許される恵みに感謝いたします。

 

十字架につけられたキリストよ

ゴルゴタの丘の上に

畏れおののきな近づきます。

ここであなたは悪を愛の勝利に変え

暴力を平和の勝利に変えてくださいました。

この苦しみと秘儀に満ちた日に

あなたが耐え忍んでくださった犠牲に対する

私たちの感謝を受け入れてください。

そして、あなたと共にとどまる勇気をお与えください。

主の救いのすべての業が成し遂げられるまで。