のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

受難週 聖金曜日

 

 

●聖書のことばからキリストの受難を味わいましょう。

"私たちが聞いたことを、だれが信じたか。主の御腕はだれに現れたか。
彼は主の前に、ひこばえのように生え出た。砂漠の地から出た根のように。彼には見るべき姿も輝きもなく、私たちが慕うような見栄えもない。
彼は蔑まれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で、病を知っていた。人が顔を背けるほど蔑まれ、私たちも彼を尊ばなかった。
まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みを担った。それなのに、私たちは思った。神に罰せられ、打たれ、苦しめられたのだと。
しかし、彼は私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれたのだ。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒やされた。
私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。しかし、主は私たちすべての者の咎を彼に負わせた。
彼は痛めつけられ、苦しんだ。だが、口を開かない。屠り場に引かれて行く羊のように、毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。
虐げとさばきによって、彼は取り去られた。彼の時代の者で、だれが思ったことか。彼が私の民の背きのゆえに打たれ、生ける者の地から絶たれたのだと。
彼の墓は、悪者どもとともに、富む者とともに、その死の時に設けられた。彼は不法を働かず、その口に欺きはなかったが。
しかし、彼を砕いて病を負わせることは主のみこころであった。彼が自分のいのちを代償のささげ物とするなら、末長く子孫を見ることができ、主のみこころは彼によって成し遂げられる。
「彼は自分のたましいの激しい苦しみのあとを見て、満足する。わたしの正しいしもべは、その知識によって多くの人を義とし、彼らの咎を負う。
それゆえ、わたしは多くの人を彼に分け与え、彼は強者たちを戦勝品として分かち取る。彼が自分のいのちを死に明け渡し、背いた者たちとともに数えられたからである。彼は多くの人の罪を負い、背いた者たちのために、とりなしをする。」"
イザヤ書 53章1~12節

 

 

"さて、十二時になったとき、闇が全地をおおい、午後三時まで続いた。
そして三時に、イエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」訳すと「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。
そばに立っていた人たちの何人かがこれを聞いて言った。「ほら、エリヤを呼んでいる。」
すると一人が駆け寄り、海綿に酸いぶどう酒を含ませて、葦の棒に付け、「待て。エリヤが降ろしに来るか見てみよう」と言って、イエスに飲ませようとした。
しかし、イエスは大声をあげて、息を引き取られた。
すると、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。
エスの正面に立っていた百人隊長は、イエスがこのように息を引き取られたのを見て言った。「この方は本当に神の子であった。」"
マルコの福音書 15章33~39節


 

"キリストは罪を犯したことがなく、その口には欺きもなかった。
ののしられても、ののしり返さず、苦しめられても、脅すことをせず、正しくさばかれる方にお任せになった。
キリストは自ら十字架の上で、私たちの罪をその身に負われた。それは、私たちが罪を離れ、義のために生きるため。その打ち傷のゆえに、あなたがたは癒やされた。
あなたがたは羊のようにさまよっていた。しかし今や、自分のたましいの牧者であり監督者である方のもとに帰った。"
ペテロの手紙 第一 2章22~25節


●友よ歌おう11番

「ドロローサ」

 

1
私の罪のために 重い十字架負わされ

あざける人の中を耐えてゆかれたイエス

ドロローサ ドロローサ カルバリーの丘へ

ドロローサ ドロローサ のぼってゆく道

 

2

私の胸の中に 刻まれた主の十字架

いばらの冠つけて 祈られる主の姿

ドロローサ ドロローサ 悲しみの丘へ

ドロローサ ドロローサ のぼっていく道

 

3

私は行こう今日も 主の歩まれた道を

血汐のあとをたどり 十字架を負ってつづこう

ドロローサ ドロローサ よろこびの丘へ

ドロローサ ドロローサ のぼってゆく道

 

4

血汐の道はつづく 十字架の跡のこして

あがないの丘越えて 父なる神のみ座に

ドロローサ ドロローサ のぼってゆく道

 

●讃美歌136番、讃美歌21-310番

  教会福音讃美歌129番、新聖歌114番

  

「血潮したたる」

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血しおしたたる 主のみかしら
とげに刺されし 主のみかしら。
悩みと恥に やつれし主の
痛ましきさま だれのためぞ。


2
主の苦しみは わがためなり。
われこそ罪に 死すべきなり。
かかるわが身に 代わりましし
主のあわれみは いととうとし。


3
慕しき主よ、 わが牧者よ、
はかり知られぬ 愛の泉。
迷うこの身を たずねもとめ
導きましし 日ぞなつかし


4
主よ、 主のもとに 帰る日まで、
十字架のかげに 立たせたまえ。
かくも悩める 主をはなれて
われはいずこに 去り行くべき。


5
なつかしき主よ、 はかり知れぬ
十字架の愛に いかに応えん。
苦しみ悩む わが主のため
この身といのち すべて捧げん。


6
死すべき者を あがなう主よ、
十字架の光 見させたまえ。
み傷をあおぎ み手によらば
いまわのときも 安けくあらん。

 

"このキリストにあって、私たちはその血による贖い、背きの罪の赦しを受けています。これは神の豊かな恵みによることです。"
エペソ人への手紙 1章7節