のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

ダビデの下に集まる勇士たち

"ダビデがまだキシュの子サウルから身を避けていたとき、ツィクラグの彼のもとに来た人たちは次のとおりである。彼らは、勇士たちの中で戦いの加勢をした人たちであり、
弓を取る者で、右手でも左手でも石を投げたり弓を射たりでき、サウルの同族ベニヤミンの出であった。
かしらはアヒエゼル、次はヨアシュ。彼らはギブア人シェマアの子。エジエルとペレテ。彼らはアズマウェテの子。ベラカとアナトテ人エフー。
ギブオン人イシュマヤ、彼は三十人の中の勇士で、三十人の長であった。次に、エレミヤ、ヤハジエル、ヨハナン、ゲデラ人エホザバデ、
エルウザイ、エリモテ、ベアルヤ、シェマルヤ、ハリフ人シェファテヤ、
エルカナ、イシヤ、アザルエル、ヨエゼル、ヤショブアム。これらはコラ人である。
ヨエラとゼバデヤ。これらはゲドル出身のエロハムの子である。
また、ガド人から離れて、荒野の要害にいたダビデのもとに来た人たちは、勇士で戦いにたけた人たちであり、大盾と槍の備えがあった。彼らの顔は獅子の顔で、速く走ることは山のかもしかのようであった。
そのかしらはエゼル。第二はオバデヤ。第三はエリアブ。
第四はミシュマナ。第五はエレミヤ。
第六はアタイ。第七はエリエル。
第八はヨハナン。第九はエルザバデ。
第十はエレミヤ。第十一はマクバナイ。
これらはガド族から出た軍のかしらたちで、その最も小さい者も、一人が百人に匹敵し、最も大いなる者は千人に匹敵した。
この人たちは、第一の月、すなわちヨルダン川がどこの岸もいっぱいにあふれるとき、これを渡った者たちである。彼らは、谷にいた人々をすべて東に西に追い散らした。
ベニヤミンとユダの子孫からも、要害のダビデのもとに来た人たちがいた。
ダビデは彼らの前に出て行き、彼らに答えて言った。「もし、あなたがたがやって来たのが平和のためであり、私を助けようとするのなら、私の心はあなたがたと一つだ。しかし、もし、私の手に暴虐がないのに、私をだまして、私の敵に渡すためなら、私たちの父祖の神がそれを見て、責められますように。」
そのとき、御霊が補佐官の長アマサイをおおった。「ダビデよ、私たちはあなたの味方。エッサイの子よ、私たちはあなたとともにいる。平安があるように。あなたに平安があるように。あなたを助ける者に平安があるように。まことにあなたの神はあなたを助ける。」ダビデは彼らを受け入れ、部隊のかしらとした。"
歴代誌 第一 12章1~18節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 

 ダビデがまだ荒野の要害にいた頃のこと。そのときイスラエルの王サウルではなく、追われて逃げ続けているダビデのところに集まる人々がありました。まさに、ここに記されている人たちです。

 これもまた勇士たちの名簿となります。しかも最後にダビデは彼らとの約束を交わして受け入れますが、補佐官の長アマサイがダビデに約束の言葉を伝えます。それが御霊に満たされて語るのです。

 その言葉は彼らはダビデの味方であり、ともにいる仲間であることを明らかにするものでした。そして、ダビデに平安があるように、またダビデを助ける者たちにも平安があるようにと祈る。何よりも神が味方であることを宣言するのです。

 こうして、荒野で孤軍奮闘していたダビデに多くの勇士たちが与えられ、ダビデはサウル後のイスラエル王国を治めていくために必要な仲間を得ることができたのです。

 どうして、彼らがサウルの敵とされているダビデのもとへ集まって来たのでしょうか。様々な見方があると思いますが、一つ言えることは、ダビデもこの勇士たちも、神を信じていたということではないでしょうか。特にダビデ自身は少年の時から御霊に導かれてサムエルを通して油注がれイスラエルの次の王になることが定まっていました。その後もサウルとあえて戦わずにへりくだって逃げ回って来たのは、まさにダビデに注がれた御霊のゆえではないでしょうか。

 そこに補佐官アマサイが代表して御霊に満たされて、ダビデへの約束と祝福のことばを語ったのです。

 ここに御霊の交わりがあったのです。神を信じる者たちの交わりは御霊の交わりです。そこには真の平和、真の平安があります。その御霊なる神による豊かな関係はどんな人間的な関わり方にも優ります。なぜならば、それが神が味方である神の民、神の家族の姿だからです。

 もはや、神を信じる者たちの関係は、神の家族なのです。そこには神の平安があり、真の平和はそこから始まるのです。

 ダビデも彼らが合流したことにより、このあとイスラエル王国を確立し、そらに次の王であるソロモンへと受け継がれ、名実ともに平和な国へと成長していくのです。ソロモンという名前も「平和、平安」という意味です。

 ここで、アマサイが言った言葉の通りに神の真の平和が、この勇士たちとダビデによって進められるのです。

 私たちもともに御霊の交わりのできる神の家族、教会へ招かれています。ぜひ、ともに集結して、主を礼拝し、主の戦いに備えて参りましょう。