のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

この方こそ神の子です。

"そこでアナニアは出かけて行って、その家に入り、サウロの上に手を置いて言った。「兄弟サウロ。あなたが来る途中であなたに現れた主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」
するとただちに、サウロの目から鱗のような物が落ちて、目が見えるようになった。そこで、彼は立ち上がってバプテスマを受け、
食事をして元気になった。サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちとともにいて、
ただちに諸会堂で、「この方こそ神の子です」とイエスのことを宣べ伝え始めた。"
使徒の働き 9章17~20節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 

 誰よりも教会を迫害してきたパウロは、復活のイエスに会い、目が見えなくなりアナニヤのところへ導かれました。光を失っている間、パウロは様々なことを考えたに違いありません。

 恐らく、これまで自分が否定してきたイエスを受け入れるという、これまでの自分と180度変わってしまう価値観の整理と、自分に与えられた神からの使命を考えたのでしょう。

 何よりも、今までは、イエスは人々を惑わした異端者であり、自らを神と等しくして神を冒涜した罪で十字架にかけられた罪人であったのに、今はそうではなく、まさにパウロバプテスマを受けて語った言葉のとおり「この方こそ神の子です」という確信でした。

 イエスとの出会いは人の人生、人の価値観、人の常識を変革します。まるで別人であるかのように、変えられるのです。それは、パウロが後に手紙に書いたように、「誰でもキリストのうちにあるなら、その人は新しくつくられた者です。古いものは過ぎ去って、見よ。全てが新しくなりました。」という言葉の通りです。

 イエスと言う方は、確かに立派な教師でもありました。しかし、救われた者が先ず告白すべきは、このイエスこそ神の子であるということです。イエスがまず神でありながら人間となられたというところに、福音があるからです。

 私たちも、このお方がその神の子ですと告白して参りましょう。特に、今日は主の日です。イエス・キリストを神として礼拝することこそ、この日に相応しいのです。