"さて、祭りの終わりの大いなる日に、イエスは立ち上がり、大きな声で言われた。
「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。
わたしを信じる者は、聖書が言っているとおり、その人の
心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになります。」"
主イエスは仮庵の祭りの終わりに、人々に大声で言われた、その言葉がこれです。
かつてイスラエル人たちが、モーセに率いられエジプトを脱出してキャンプ生活を40年行った、そのことを忘れないために行う祭りです。
主イエスは、ユダヤ人たちが行う祭りには意味があり、ただ習慣的に行うのではなく、エジプトというかつて奴隷であったところから主(ヤハウェ)によって助けられたことを思い起こし、それが単に脱出できただけでなく、さらにヤハウェなるイエスを信じることによって与えられる心の覚醒があることを大胆に告げられたのです。
同じように、今、主イエスによって罪を贖われた私たちは、単に罪を赦され、滅びから救われただけでなく、魂の変革があることを受け取りたいと思います。それは、心の奥底に聖霊が住まわれるという神様による内住があるからです。
この聖霊による赦された罪人の変革、覚醒こそ、この罪の世で生きる上で大変重要な神様からのプレゼントです。この世界は罪で満ちており、全てが罪によって歪められ、せっかく与えられている神のかたちとして造られた私たちも、歪んでいるが故に、秩序を失い、その思うままにしていくならば、やはり神の祝福から遠ざかる性質を持っています。
しかし、主イエスを信じるならば聖霊が与えられるので、聖霊が神のきよさの尺度によって導き、聖書の言葉をもって正してくださるのです。
そして、罪に歪められた私たちをも、神のかたちである御子キリストのかたちへと、つまり神の子どもとしての姿に栄光から栄光へと変えてくださるのです。
今日、そのことを思い起こし、聖霊が宿るこの恵みに感謝しましょう。そして、聖霊によって、今、すでにこの魂の奥底から変革が始まっていることを味わおうではありませんか。
あなたも、今、神の子どもの姿へと変えられているのです。その恵みをしっかりと受け取りましょう。そこに、生ける水の川が流れるような聖霊の満たしを経験できるからです。
"私たちはみな、覆いを取り除かれた顔に、鏡のように主の栄光を映しつつ、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられていきます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。"
コリント人への手紙 第二 3章18節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
