"ご存じのように、あなたがたが先祖伝来のむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、傷もなく汚れもない子羊のようなキリストの、尊い血によったのです。"
ペテロの手紙 第一 1章18~19節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
私たち人間は、時として「何が本当に価値あるものなのか」を見失いがちです。お金、地位、学歴、成功――これらはこの世においては確かに意味を持つものでしょう。しかし、これらはすべて「朽ちる物」であり、永遠の命や魂の救いには届かないのです。
今日の聖書箇所、ペテロの手紙 第一 1章18~19節は、私たちが救われた理由について明確に語っています。それは「銀や金のような朽ちる物」ではなく、「傷もなく汚れもない子羊のようなキリストの、尊い血」によるのだと。
この「贖い(あがない)」という言葉は、もともと奴隷を自由にするために支払われた代価を意味します。つまり、私たちが罪という束縛から解放され、神の子どもとされるために支払われた代価が、キリストの命そのものであったということです。
キリストは完全に清く、罪のない方でした。それゆえに、その血には無限の価値があり、どんな罪をも清める力があります。私たちがどれほど過去に過ちを犯し、どれほど自分を無価値に感じていても、その尊い血は私たち一人ひとりを贖うにふさわしい力をもっているのです。
この真理は、私たちに二つの応答を促します。
一つは、「感謝」です。誰の努力でもなく、ただ主イエスの犠牲によって与えられた救い。それを思うとき、私たちの心は自然と感謝に満たされます。
もう一つは、「新しい生き方」です。私たちは「先祖伝来のむなしい生き方」から救い出されました。ですから、今後はもはやむなしさの中に生きるのではなく、神の御心に従って歩む人生が開かれているのです。
あなたの価値は、金や銀によって測られるものではありません。あなたの命の価値は、神の御子の命によって証明されたのです。
どうか今日も、キリストの尊い血によって贖われた者として、神の子としての歩みを新たにしていきましょう。
祈り
主よ、あなたの御子イエス・キリストの尊い血によって、私たちが罪とむなしさから贖い出されたことを感謝します。
この大きな恵みを軽んじることなく、
感謝と従順をもって、あなたの御前を歩ませてください。
私の生き方が、あなたの栄光を表すものとなりますように。
主イエス・キリストの御名によって祈ります。
アーメン。