のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「御翼の陰に」詩篇36篇

詩篇36篇 指揮者のために、主のしもべダビデによる。 1,私の心の奥にまで悪しき者の背きのことばが届く。彼の目の前には神に対する恐れがない。2,彼は自分の判断で自分を偽り自分の咎を見つけてそれを憎む。3,彼の口のことばは不法と欺き。思慮深くあろうと…

「石は非常に大きかった」マルコの福音書16章

マルコの福音書16章 1,さて、安息日が終わったので、マグダラのマリアとヤコブの母マリアとサロメは、イエスに油を塗りに行こうと思い、香料を買った。 2,そして、週の初めの日の早朝、日が昇ったころ、墓に行った。 3,彼女たちは、「だれが墓の入り口から石…

●番外編:「神の宮の門口に立ちたいのです」ルカの福音書23章

今日、注目したいのは、ルカの福音書23章39~43節の場面です。それは他の福音書には記されていない、イエスといっしょに十字架にかけられた二人の強盗の場面です。皆さんもご存知のように、今、みことばの光で読んでいるマルコには、初めは二人ともイエスをの…

「処刑されたキリスト」マルコの福音書15章16〜32節

「十字架」カール・ブロック画 マルコの福音書 15章16~32節 "16兵士たちは、イエスを中庭に、すなわち、総督官邸の中に連れて行き、全部隊を呼び集めた。17そして、イエスに紫の衣を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、18それから、「ユダヤ人の王様、万歳」と…

「十字架につけろ」マルコの福音書15章1〜15節

「この人を見よ」Antonio Ciseri 画 マルコの福音書 15章1~15節聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 1. ユダヤ人の王 "1夜が明けるとすぐに、祭司長たちは、長老たちや律法学者たちと最高法院全体で協議を行ってから、イエスを縛って連れ出し、ピラトに引…

「おまえは、キリストなのか」マルコの福音書14章53~72節

1. 大祭司の尋問 Mark 14:53 人々がイエスを大祭司のところに連れて行くと、祭司長たち、長老たち、律法学者たちがみな集まって来た。 Mark 14:55 さて、祭司長たちと最高法院全体は、イエスを死刑にするため、彼に不利な証言を得ようとしたが、何も見つから…

「イエスを見捨てて」マルコの福音書14章43~52節

「ユダの接吻」ジョット・ディ・ボンドーネ作 ◎マルコの福音書14章43~52節(新改訳2017版) 43 そしてすぐ、イエスがまだ話しておられるうちに、十二人の一人のユダが現れた。祭司長たち、律法学者たち、長老たちから差し向けられ、剣や棒を手にした群衆も一…

「御心が行われるように」マルコの福音書14章26〜42節

マルコの福音書 14章26~42節聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 1. みな、つまずきます "26そして、賛美の歌を歌ってから、皆でオリーブ山へ出かけた。27イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、つまずきます。『わたしは羊飼いを打つ。すると…

「新しい契約」マルコの福音書14章12〜25節

マルコの福音書 14章12~25節聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会 レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は有名な作品の一つです。しかし、新約聖書の時代はこのようなテーブル席に、それぞれが椅子に座るスタイルではありませんでした。 18節に「彼ら…

「良いことをしてくれたのです」マルコの福音書14章1〜11節

◎マルコの福音書 14章1~11節 "1過越の祭り、すなわち種なしパンの祭りが二日後に迫っていた。祭司長たちと律法学者たちは、イエスをだまして捕らえ、殺すための良い方法を探していた。2彼らは、「祭りの間はやめておこう。民が騒ぎを起こすといけない」と話…

「イエスは…見ておられた」マルコの福音書12章38〜44節

"38イエスはその教えの中でこう言われた。「律法学者たちに気をつけなさい。彼らが願うのは、長い衣を着て歩き回ること、広場であいさつされること、39会堂で上席に、宴会で上座に座ることです。40また、やもめたちの家を食い尽くし、見栄を張って長く祈りま…

「あなたの神、主を愛しなさい」マルコの福音書12章28〜37節

"28律法学者の一人が来て、彼らが議論するのを聞いていたが、イエスが見事に答えられたのを見て、イエスに尋ねた。「すべての中で、どれが第一の戒めですか。」29イエスは答えられた。「第一の戒めはこれです。『聞け、イスラエルよ。主は私たちの神。主は唯…

「神のものは神に〜生きている者の神」マルコの福音書12章13〜27節

"13さて、彼らはイエスのことばじりをとらえようとして、パリサイ人とヘロデ党の者を数人、イエスのところに遣わした。14その人たちはやって来てイエスに言った。「先生。私たちは、あなたが真実な方で、だれにも遠慮しない方だと知っております。人の顔色を…

「捨てた石が要石に」マルコの福音書12章1〜12節

"1それからイエスは、たとえで彼らに話し始められた。「ある人がぶどう園を造った。垣根を巡らし、踏み場を掘り、見張りやぐらを建て、それを農夫たちに貸して旅に出た。2収穫の時になったので、ぶどう園の収穫の一部を受け取るため、農夫たちのところにしも…

「祈りの家として」マルコの福音書11章12〜25節

"12翌日、彼らがベタニアを出たとき、イエスは空腹を覚えられた。13葉の茂ったいちじくの木が遠くに見えたので、その木に何かあるかどうか見に行かれたが、そこに来てみると、葉のほかには何も見つからなかった。いちじくのなる季節ではなかったからである。…

「ろばの子にのって」マルコ11章1〜11節

マルコの福音書 11章1〜11節 1,さて、一行がエルサレムに近づき、オリーブ山のふもとのベテパゲとベタニアに来たとき、イエスはこう言って二人の弟子を遣わされた。2,「向こうの村へ行きなさい。村に入るとすぐ、まだだれも乗ったことのない子ろばが、つなが…

◎特集「剣を取る者は」マタイ26章52節についての考察

https://www.dropbox.com/s/8ea602f9phozo90/%E2%98%86%E5%8D%92%20%E6%A5%AD%20%E8%AB%96-%E6%9C%80%E7%B5%82%E7%A8%BF.pdf?dl=0 序 論 人間の歴史は戦争の歴史であり、そこに宗教が必ず関与している。特に聖書の歴史も人と人の争い、戦争を避けて説明する…

◎マタイの福音書26章52節にみる 「キリスト者が武器を取ること」についての一考察

マタイの福音書26章52節にみる 「キリスト者が武器を取ること」についての一考察 目 次 略語表 序論Ⅰ. テーマを選んだ理由 Ⅱ. 研究の前提 Ⅲ. 研究の目的と範囲 本論Ⅰ.翻訳比較Ⅰ-1. 翻訳比較の結果 ①ギリシャ語 ②日本語訳 ③英語訳 Ⅱ. 本文批評 Ⅲ.問題の提示…

「貧しい人たちに」マルコ10章13〜22節

"13さて、イエスに触れていただこうと、人々が子どもたちを連れて来た。ところが弟子たちは彼らを叱った。14イエスはそれを見て、憤って弟子たちに言われた。「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。邪魔してはいけません。神の国はこのような者たち…

◎特集:『語彙研究】新約聖書における「貧しい」 poor についての考察

画:「山上の垂訓」(カール・ブロック) 1. 【新約聖書】でのpoor ① πτωχός [34] 形容詞 「貧しい」 ●語源《πτωσσω うずくまる、ちぢこまる》 (共観福音書20回、ヨハネ4回、パウロ書簡4回、ヤコブ4回、黙示録2回。) ※πτωχεύω[1]動詞 πτωχεία[2]名詞 ② πένης[…

「自分自身のうちに塩気を」マルコ9章38〜50節

マルコの福音書 9章38~50節 38ヨハネがイエスに言った。「先生。あなたの名によって悪霊を追い出している人を見たので、やめさせようとしました。その人が私たちについて来なかったからです。」39しかし、イエスは言われた。「やめさせてはいけません。わた…

「何を論じあっていたのか」マルコ9章30〜37節

マルコの福音書 9章30~37節 30さて、一行はそこを去り、ガリラヤを通って行った。イエスは、人に知られたくないと思われた。31それは、イエスが弟子たちに教えて「人の子は人々の手に引き渡され、殺される。しかし、殺されて三日後によみがえる」と言ってお…

「不信仰な私を助けてください」マルコの福音書9章14〜29節

マルコの福音書 9章14〜29節 14さて、彼らがほかの弟子たちのところに戻ると、大勢の群衆がその弟子たちを囲んで、律法学者たちが彼らと論じ合っているのが見えた。15群衆はみな、すぐにイエスを見つけると非常に驚き、駆け寄って来てあいさつをした。16イエ…

「これはわたしの愛する子」マルコの福音書9章1〜13節

マルコの福音書9章1〜13節 1またイエスは彼らに言われた。「まことに、あなたがたに言います。ここに立っている人たちの中には、神の国が力をもって到来しているのを見るまで、決して死を味わわない人たちがいます。」2それから六日目に、イエスはペテロとヤ…