2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧
聖霊論04 パウロの義認をめぐるNPPの議論 著者:水草修治(北海道聖書学院教師・日本同盟基督教団苫小牧福音教会牧師) 序 ルター派・改革派の義認理解 ルター派のアウグスブルク信仰告白は、第4条「義とせられることについて」で次のように告白する。 「また、…
概要 われわれ日本人が、イスラーム文化をどのような目で見、どのような態度でその呼びかけに応じていくのか。その上で、イスラームと言う宗教の性格、イスラーム文化の根源的な形を把握し、改めてイスラーム文化の枠組みとの新しい出会いの場を考えていく。…
序論 この節の中心テーマは闇に光が輝くという希望である。その理由は、闇の中で見る大きな光、死の陰の地の上に輝く光に現わされる神の恵みによる救いが比喩的に示されているからである。ゆえにこのイザヤ書における9:2の役割としては、9章前半自体がそう…
序 教会の霊感の教理は、聖書自体の自己証言を出発点としており、それは聖書が神のことばであるという理解と無謬性への信頼において成立している。聖書でいう霊感とは、それは聖霊の働きであり、必然的に神的起源と権威から生まれている。霊感は、人間の精神…
序論) 現代の神学界の状況は、聖書に神の権威を与えず、私たちに影響を与える超自然的霊感は認められていない。それは教会が培ってきた歴史的信仰からの離反があるからである。その思想は、人間の経験と啓蒙の権威をもって聖書の権威に代えるという、神が私…
序)主イエスは、主の祈りの中で「御国が来ますように」と祈られた。この祈りは、果たして新約においてのみ有効なのだろうか。いや、そうではない。天地創造から黙示録まで貫かれた神の偉大な計画の完成を願うという、人類の救済とそこから召された者の使命…
序論 今日の箇所からは、新しい世界での生き方を学びます。それで今日は大きく二つに区切って読みたいと思います。 きょうの説教の一つ目のポイントは、(1~7節)前回の礼拝を受けての「神様からの祝福」について聞いていきます。二つ目には、(8~17節)「…
【参考文献】安田吉三郎「ローマ人への手紙」『新聖書講解シリーズ6』(いのちのことば社, 1996年)、尾山令仁「ローマ教会への手紙」(羊群社, 1990年)、泉田昭「ローマ人への手紙」『新聖書注解新約2』(いのちのことば社, 1981年)、ロバート・リー著「輪郭的…