日本メノナイト 白石キリスト教会

おもに聖書からのメッセージをお届けします。

すべてを福音宣教のために

使徒の働き 22章17~30節

 

"それから私がエルサレムに帰り、宮で祈っていたとき、私は夢心地になりました。そして主を見たのです。主は私にこう語られました。『早く、急いでエルサレムを離れなさい。わたしについてあなたがする証しを、人々は受け入れないから。』そこで私は答えました。『主よ。この私が会堂ごとに、あなたを信じる者たちを牢に入れたり、むちで打ったりしていたのを、彼らは知っています。
また、あなたの証人ステパノの血が流されたとき、私自身もその場にいて、それに賛成し、彼を殺した者たちの上着の番をしていたのです。』
すると主は私に、『行きなさい。わたしはあなたを遠く異邦人に遣わす』と言われました。」

 

人々は彼の話をここまで聞いていたが、声を張り上げて言った。

「こんな男は、地上から除いてしまえ。生かしておくべきではない。」


人々がわめき立て、上着を放り投げ、ちりを空中にまき散らすので、千人隊長は、パウロを兵営の中に引き入れるように命じ、なぜ人々がこのように彼に対して怒鳴っているのかを知るため、むちで打って取り調べるように言った。


彼らがむちで打とうとしてパウロの手足を広げたとき、パウロはそばに立っていた百人隊長に言った。

ローマ市民である者を、裁判にもかけずに、むちで打ってよいのですか。」


これを聞いた百人隊長は、千人隊長のところに行って報告し、「どうなさいますか。あの人はローマ市民です」と言った。


そこで、千人隊長はパウロのところに来て言った。

「私に言いなさい。あなたはローマ市民なのか。」

パウロは「そうです」と答えた。


すると千人隊長は言った。

「私は多額の金でこの市民権を手に入れたのだ。」

パウロは言った。

「私は生まれながらの市民です。」


そこで、パウロを取り調べようとしていた者たちは、すぐにパウロから身を引いた。千人隊長も、パウロローマ市民であり、その彼を縛っていたことを知って恐れた。


翌日、千人隊長は、パウロがなぜユダヤ人たちに訴えられているのか、確かなことを知りたいと思い、彼の鎖を解いた。そして、祭司長たちと最高法院全体に集まるように命じ、パウロを連れて行って、彼らの前に立たせた。"

 私たちが身につけている立場や資格、身分というものは天の御国へ入るには、一つも必要なものはありません。むしろ、それらのものに固執している人は、なかなか福音の恵みのありがたさがわかりません。

 でも、福音宣教のために利用することはできます。パウロは自分がローマしみんである特権を生かして、無駄な鞭打ちの刑から逃れ、千人隊長のところにまで福音を伝えるチャンスを得たのです。

 私は今、牧師という立場ですが、その立場が天の御国に入るための資格でもパスポートでもありません。あくまで主のしもべです。

 しかし、この世では、この立場を知恵を用いて福音宣教のために利用することができます。

 現在は感染症対策のために、簡単には病床にいる方々には、さすがに会えませんが、コロナ以前は、集中治療室だとしても牧師であることを病院に言えば、通してもらえました。

 また、日本ではあまり立場としては確立していませんが、それでも、人々の前で、公然とお祈りするときや、聖書の話をするときなどは、私が牧師であるということで、その立場としての職務を理解し、よく聞いてくださる時があります。

 どんなことも、福音宣教のために用いるときに、それは主の栄光として活用されるのです。

 今日も、主のしもべとして、福音宣教に献身してまいりましょう。その際、あなたの存在全てが主に用いられます。あなたの生い立ちも、職業も、地位も、あなたしか届けられない場所に福音を携えて行くために用いられるのです。

 

"こういうわけで、あなたがたは、食べるにも飲むにも、何をするにも、すべて神の栄光を現すためにしなさい。
ユダヤ人にも、ギリシア人にも、神の教会にも、つまずきを与えない者になりなさい。
私も、人々が救われるために、自分の利益ではなく多くの人々の利益を求め、すべてのことですべての人を喜ばせようと努めているのです。"
コリント人への手紙 第一 10章31~33節