のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

●詩篇 132篇13~18節「ここは我が住まい」

 

"主はシオンを選びそれをご自分の住まいとして望まれた。
「これはとこしえにわたしの安息の場所。ここにわたしは住む。わたしがそれを望んだから。
わたしは豊かにシオンの食物を祝福しその貧しい者をパンで満ち足らせる。
その祭司たちに救いをまとわせる。その敬虔な者たちは高らかに喜び歌う。
そこにわたしはダビデのために一つの角を生えさせる。わたしに油注がれた者のためにともしびを整える。
わたしは彼の敵に恥をまとわせる。しかし彼の上には王冠が光り輝く。」"

   かつて神は、アブラハムを選び、彼と契約を結びました。それは、彼の子孫が星の数の如く増やされ、彼によって世界の民も祝福を受けるという内容でした。

彼の死後、その契約は、その子イサク、孫ヤコブに受け継がれ、そこから生まれ出た12人の子たちによって、イスラエル民族が形成され、そのイスラエル民族に更に、アブラハムとの契約が受け継がれます。

 神なる主はかつて、アブラハムにこのように仰せられました。

"わたしは、わたしの契約を、わたしとあなたとの間に、またあなたの後の子孫との間に、代々にわたる永遠の契約として立てる。わたしは、あなたの神、あなたの後の子孫の神となる。
わたしは、あなたの寄留の地、カナンの全土を、あなたとあなたの後の子孫に永遠の所有として与える。わたしは彼らの神となる。」"創世記 17章7~8節


 アブラハムの子孫が住む場所を神は定め、ご自身の民が、神なる主を礼拝し、全世界に主を証しするための約束の地とされたのです。

 さらにアブラハムの子孫、モーセを通してこのように伝えられたことがあります。

"彼らにわたしのための聖所を造らせよ。そうすれば、わたしは彼らのただ中に住む。"出エジプト記 25章8節

 神は、常にご自身の選んだものの中に住むことを望まれています。

 その神の望みは現在、アブラハムの子孫、ダビデ王の末裔として生まれたイエス・キリストによって成就しました。

 キリストは、信じる民をアブラハムの子孫の祝福に招き入れ、その民の中に聖霊を住まわせて、何と神の宮として造り替えてくださったのです。

 使徒パウロもその真理をこのように伝えています。

"あなたがたは知らないのですか。あなたがたのからだは、あなたがたのうちにおられる、神から受けた聖霊の宮であり、あなたがたはもはや自分自身のものではありません。
あなたがたは、代価を払って買い取られたのです。ですから、自分のからだをもって神の栄光を現しなさい。"
コリント人への手紙 第一 6章19~20節

 神は、神を信じ、神が贈られた御子イエスを信じるあなたを神の住まいとされたのです。それは、かつてアブラハムを選び、その子孫の中に住むことを望まれた神のあなたへの愛のゆえです。

「これはとこしえにわたしの安息の場所。ここにわたしは住む。わたしがそれを望んだから。」

 

 その個々の民が一つにされるとき、神の大いなる御心か果たされるのです。それは、預言者たちによって繰り返される以下のみことば。

"わたしはあなたがたの間を歩み、あなたがたの神となり、あなたがたはわたしの民となる。"
レビ記 26章12節

"ただ、次のことを彼らに命じて言った。『わたしの声に聞き従え。そうすれば、わたしはあなたがたの神となり、あなたがたはわたしの民となる。あなたがたが幸せになるために、わたしが命じるすべての道に歩め。』"
エレミヤ書 7章23節

"「そのとき──主のことば──わたしはイスラエルのすべての部族の神となり、彼らはわたしの民となる。」"
エレミヤ書 31章1節

"これらの日の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうである──主のことば──。わたしは、わたしの律法を彼らのただ中に置き、彼らの心にこれを書き記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。"
エレミヤ書 31章33節

"わたしの住まいは彼らとともにあり、わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。"
エゼキエル書 37章27節

 これは、まことのイスラエルアブラハムの子孫。神の民のエクレシア。新しい神の国なのです。