のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

ユダの勇士たち

"勇士たちは次のとおりである。ヨアブの兄弟アサエル。ベツレヘム出身のドドの子エルハナン。
ハロリ人シャモテ。ペロニ人ヘレツ。
テコア人イケシュの子イラ。アナトテ人アビエゼル。
フシャ人シベカイ。アホアハ人イライ。
ネトファ人マフライ。ネトファ人バアナの子ヘレデ。
ギブア出身のベニヤミン族リバイの子イタイ。ピルアトン人ベナヤ。
ガアシュの谷の出であるフライ。アルバト人アビエル。
バハルム人アズマウェテ。シャアルビム人エルヤフバ。
ギゾ人ハシェムの息子たち。ハラル人シャゲの子ヨナタン
ハラル人サカルの子アヒアム。ウルの子エリファル。
メケラテ人ヘフェル。ペロン人アヒヤ。
カルメル人ヘツロ。エズバイの子ナアライ。
ナタンの兄弟ヨエル。ハグリの子ミブハル。
アンモン人ツェレク。ツェルヤの子ヨアブの道具持ち、ベエロテ人ナフライ。
エテル人イラ。エテル人ガレブ。
ヒッタイト人ウリヤ。アフライの子ザバデ。
ルベン人シザの子アディナ。彼はルベン人のかしらで、三十人を率いていた。
マアカの子ハナン。ミテニ人ヨシャファテ。
アシュタロテ人ウジヤ。アロエル人ホタムの子シャマとエイエル。
ティツ人シムリの子エディアエルとその兄弟ヨハ。
マハウィム人エリエル。エルナアムの子エリバイとヨシャウヤ。モアブ人イテマ。
エリエル、オベデ、メツォバヤ人ヤアシエル。"
歴代誌 第一 11章26~47節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 

 歴代誌はユダ王国について記録するユダ族の人々を鼓舞するように書かれた書です。

 サウルからダビデに王位が移り、ダビデ王朝が確立する、その背景にはダビデ軍があり、そこに多くの勇士たちがいました。

 軍団長のヨアブとその兄弟は有名ですが、あとの人たちは、そんなに知られていません。むしろ誰も知らないと言えます。しかし、聖書は神の国のためにいのちを捨てて戦った一人ひとりを忘れないで書き記すのです。

 その中でも、やはりこの人の名前を忘れてはならないでしょう。

 

"ヒッタイト人ウリヤ。アフライの子ザバデ。"
歴代誌 第一 11章41節


 ヒッタイト人ウリヤ。彼の妻の名はバテシェバです。このあとダビデ王はウリヤがダビデのために、またイスラエルのために戦っている留守どきに、ウリヤの妻を王宮へ呼び、彼女と性的な関係を持ってしまいます。

 そのあとのことは、みなさんもご存知の通りです。ダビデは部下の妻と関係を持ち、その勇士であった部下ウリヤを最前線に遣わして殺すのです。

 理不尽な死に方をしたウリヤ。ダビデが自分の姦淫の罪を隠すために、一度戦地からウリヤを戻しますが、ウリヤは他の兵士たちが命懸けで戦っているときに自分だけが家に帰って妻との時間を持つわけにはいかないと言って家に帰ろうとしなかったほどに、ダビデに対して忠実な部下でした。

 しかし、ダビデはそんな忠誠を尽くしているウリヤを殺し、バテシェバを自分のものとして、姦淫の罪を隠すのです。

 このように、勇士たちの名簿から今日学んだことは、そのような勇士の名を私たちは知らなかったり、忘れていたり、見落とすことがあるものですが、神は彼らを勇士と呼び、決して忘れないで、聖書に記録しているということです。

 私たちも神を愛し、神の国の建設のために召されている者たちです。そのためにきょうも忠実でありたいと思います。何か特別な能力もなく、力も知恵もない者かも知れませんが、主はあなたのことをよくご存知であり、あなたのことを勇士だと言ってくださるのです。

 今日も主の民の中で、あなたを勇士として召してくださるお方に心から感謝して、神のためにこの身を献げてまいりましょう。