のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

傷んだ葦、くすぶる灯芯への福音

"「見よ。わたしが支えるわたしのしもべ、わたしの心が喜ぶ、わたしの選んだ者。わたしは彼の上にわたしの霊を授け、彼は国々にさばきを行う。
彼は叫ばず、言い争わず、通りでその声を聞かせない。
傷んだ葦を折ることもなく、くすぶる灯芯を消すこともなく、真実をもってさばきを執り行う。
衰えず、くじけることなく、ついには地にさばきを確立する。島々もそのおしえを待ち望む。」"
イザヤ書 42章1~4節

預言者イザヤが告げたメシアの姿、それはまさに主イエス様のそのままの姿でした。特に今日覚えたいのは、表題にあるように、傷んだ葦のような私たちを折らないように支え励まし、力づけ、生かすお方がイエス様であるということです。

またくすぶる灯芯のように、自らの光を失いかかっているような私たちに御霊の油を注ぎ、私たちが消えないように、むしろ光り輝くように生かしてくださるお方がイエス様であるということです。

 

このことは、自らの罪ゆえに傷つき、また罪の世界に置かれていることで傷つけられている私たちの状態を表していると言えるでしょう。また、くすぶっている灯芯が不完全燃焼しているように、私たちも本来神のかたちに造られ、神の栄光を表すように生きるはずのに、罪ゆえに神の栄光を失い、本来の輝きをなくして、滅びに向かっているのです。

 

しかし、主イエスはそのような者たちを救い出すために来てくださいました。神の霊に満たされて、その霊を私たちにも注ぐために。

 

では、どのように私たちにその霊をくださるのか。どのように私たちの罪を贖うのか。それを預言者イザヤは更に同預言書の53章で苦難のしもべであるメシアの姿を通して差し示しているのです。

 

今朝はまず、主イエス様が死にかかっているあなたを生かすお方、滅びに向かっているあなたにいのちを与えるお方であることを受け取りましょう。この主イエスをあなたのキリストとして信じ受け入れましょう。

 

このキリストにあって、あなたは新たに造り変えられるのです。このイエス・キリストにあって、あなたの全てが新しくなるのです。私もキリストを信じて新しくされました。どうか、ともにキリスト・イエスを信じて、新しい神に生かされてしっかりと立ち上がる葦となり、神の尽きない油により輝き続け、この世に神の光を届ける灯芯として生まれ変わらせていただこうではありませんか。

 

"ですから、だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。"
コリント人への手紙 第二 5章17節

引き続きイザヤ書53章もお読みください。このしもべが受けた苦難はあなたの咎のため、あなたの身代わりの神からの懲らしめだったからです。

 

イザヤ書
53章
1,私たちが聞いたことを、だれが信じたか。主の御腕はだれに現れたか。
2,彼は主の前に、ひこばえのように生え出た。砂漠の地から出た根のように。彼には見るべき姿も輝きもなく、私たちが慕うような見栄えもない。
3,彼は蔑まれ、人々からのけ者にされ、悲しみの人で、病を知っていた。人が顔を背けるほど蔑まれ、私たちも彼を尊ばなかった。
4,まことに、彼は私たちの病を負い、私たちの痛みを担った。それなのに、私たちは思った。神に罰せられ、打たれ、苦しめられたのだと。
5,しかし、彼は私たちの背きのために刺され、私たちの咎のために砕かれたのだ。彼への懲らしめが私たちに平安をもたらし、その打ち傷のゆえに、私たちは癒やされた。
6,私たちはみな、羊のようにさまよい、それぞれ自分勝手な道に向かって行った。しかし、主は私たちすべての者の咎を彼に負わせた。
7,彼は痛めつけられ、苦しんだ。だが、口を開かない。屠り場に引かれて行く羊のように、毛を刈る者の前で黙っている雌羊のように、彼は口を開かない。
8,虐げとさばきによって、彼は取り去られた。彼の時代の者で、だれが思ったことか。彼が私の民の背きのゆえに打たれ、生ける者の地から絶たれたのだと。
9,彼の墓は、悪者どもとともに、富む者とともに、その死の時に設けられた。彼は不法を働かず、その口に欺きはなかったが。
10,しかし、彼を砕いて病を負わせることは主のみこころであった。彼が自分のいのちを代償のささげ物とするなら、末長く子孫を見ることができ、主のみこころは彼によって成し遂げられる。
11,「彼は自分のたましいの激しい苦しみのあとを見て、満足する。わたしの正しいしもべは、その知識によって多くの人を義とし、彼らの咎を負う。
12,それゆえ、わたしは多くの人を彼に分け与え、彼は強者たちを戦勝品として分かち取る。彼が自分のいのちを死に明け渡し、背いた者たちとともに数えられたからである。彼は多くの人の罪を負い、背いた者たちのために、とりなしをする。」