のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

◎起工式と地鎮祭

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  起工式というのは、日本では一般的に地鎮祭と呼ばれています。しかし、キリスト教では、その土地毎に神や精霊がいるとは考えません。その土地にいる神々を怒らせて建設工事を妨害するようなことがあってはならないという意味で行うものではありません。

 


あくまで、全知全能、唯一の神に、施工に関わる一切の災いから守られるように祈り願うものです。人身事故ばかりでなく設備事故からも守られて、工事関係者お一人おひとりの業が祝され、またそのご家族も祝され、また近隣の地域の皆さんにも、この工事で不快な思いをさせず、むしろ祝福で覆い、神の栄光を見ることができることを願うものです。

 


全知全能の神がおられるのにどうして災いがあるのか。聖書にこう書いてあります。

 


"また、人に言われた。「あなたが妻の声に聞き従い、食べてはならないとわたしが命じておいた木から食べたので、大地は、あなたのゆえにのろわれる。あなたは一生の間、苦しんでそこから食を得ることになる。

大地は、あなたに対して茨とあざみを生えさせ、あなたは野の草を食べる。

あなたは、顔に汗を流して糧を得、ついにはその大地に帰る。あなたはそこから取られたのだから。あなたは土のちりだから、土のちりに帰るのだ。」"

創世記 3章17~19節

 


人間が罪を犯してから、大地はのろわれたと書いてあります。これは、人の罪が入ったせいで、被造世界が人間に牙を向くようになったことを表しています。

 


だから、この地では天災もあるし人災もあって、生きにくい世界だと言うことです。だからこそ、神は新しい神の国を建設するために御子イエス・キリストを遣わしてくださいました。このキリストが私たちの罪の代価をご自分のいのちによって支払ってくださったのです。

 

罪を悔い改め、このイエスを我が主と信じるなら、新しい天地に入れられる祝福に与り、この地上にあっても天国と同じ祝福を味わいつつ歩めるのです。

 

だからこそ、教会の起工式には意味があるのです。それは、天地万物の創造者である神のご支配を願う、神の御心を行う業であるからです。だから私たちはいつも祈ります。

 

"『天にいます私たちの父よ。御名が聖なるものとされますように。
御国が来ますように。みこころが天で行われるように、地でも行われますように。」"
マタイの福音書 6章9~10節

 

あなたの人生の上にも、神の国が建てられるたましいの起工式が行われるように祈ります。