のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

再び…書き記せ

 

エレミヤ書 36章21~32節

"王はユディに、その巻物を取りに行かせたので、彼はそれを書記エリシャマの部屋から取って来た。ユディはそれを、王と王の傍らに立つすべての首長たちに読んで聞かせた。
第九の月であったので、王は冬の家の座に着いていた。彼の前には暖炉の火が燃えていた。
ユディが三、四段を読むごとに、王は書記の小刀でそれを裂いては暖炉の火に投げ入れ、ついに、巻物をすべて暖炉の火で焼き尽くした。
これらすべてのことばを聞いた王も、彼のすべての家来たちも、だれ一人恐れおののくことはなく、衣を引き裂くこともしなかった。
エルナタンとデラヤとゲマルヤが、巻物を焼かないようにと王に懇願しても、王は聞き入れなかった。
王は、王子エラフメエルと、アズリエルの子セラヤと、アブデエルの子シェレムヤに、書記バルクと預言者エレミヤを捕らえるように命じた。しかし、主は二人を隠された。
王が、あの巻物、バルクがエレミヤの口述で書き記したことばを焼いた後、エレミヤに次のような主のことばがあった。
「あなたは再びもう一つの巻物を取り、ユダの王エホヤキムが焼いた最初の巻物にあった最初のことばを、残らずそれに書き記せ。
ユダの王エホヤキムについてはこう言え。主はこう言われる。あなたはこの巻物を焼いて言った。『あなたはなぜ、バビロンの王は必ず来てこの地を滅ぼし、ここから人も家畜も絶えさせる、と書いたのか』と。
それゆえ、主はユダの王エホヤキムについてこう言われる。エホヤキムには、ダビデの王座に就く者がいなくなり、彼の屍は捨てられて、昼は暑さに、夜は寒さにさらされる。
わたしは、彼とその子孫、その家来たちを、彼らの咎のゆえに罰し、彼らとエルサレムの住民とユダの人々に対して、わたしが告げたが彼らが聞かなかった、あのすべてのわざわいをもたらす。」
エレミヤは、もう一つの巻物を取り、それをネリヤの子、書記バルクに与えた。彼はエレミヤの口述により、ユダの王エホヤキムが火で焼いたあの書物のことばを残らず書き記した。さらに同じような多くのことばもそれに書き加えた。"

 主のみことばをなきものにしようとしても、主のみことばは、主の御手によって何度でも書き記されます。

 主の前には、どんな権力を持った人間だとしても無力です。主がエレミヤに与えたみことばは、バルクによって書き記されましたが、それをユダの王エホヤキムは切り裂き、燃えさかる暖炉の中に捨ててしまいました。

 そして王は、その主のみことばを語ったエレミヤとバルクを捕らえようとします。ところが、ここに主の特別な介入があり、二人は不思議な方法で隠されて助かりました。

 その二人に主が命じたのは、再び…書き記せだったのです。

 主は、ご自分のみことばを無駄にはしません。主の語ったことは全て、主ご自身によって成し遂げられるからです。

 私たちも、書き記された神のことばを大切にしなければなりません。悪魔は、様々な方法で、神のことばを無きものにしようと必死です。だからこそ、神のことばを私たちは大切にしたいのです。

 仮に聖書を絶滅させようとする力が働き、たとえ、焼き尽くそうとしても、主はそのくらいのことでダメージはお受けになりません。主は、また新たに書き記すように、ご自分の預言者に語り、何度でも神の言葉は続くからです。

 今日も主によって維持されている神の言葉に、心から耳を傾けてまいりましょう。