のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

受難節 第20日 木曜日

"この方こそ、私たちの罪のための、いや、私たちの罪だけでなく、世全体の罪のための宥めのささげ物です。"
ヨハネの手紙 第一 2章2節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 

 主イエスは罪人である私の「とりなしてくださるお方(パラクレートス)」です。パラクレートスとは、呼びかけにこたえて駆けつけてくださった「弁護士」ということです。主イエスが私と共に法廷に立ち、私の傍らにいて弁明してくださるのだと言うのです。しかし、私の罪について、いったいどんな弁護ができるというのでしょうか。だから、この弁護者は無言の弁護者です。口を開かずに、黙ってご自分を、私の罪を償う生贄にしてしまわれたのです。ご自分のいのちを全部注ぎ出して、私のためにとりなしをしてくださいました。

 

●ファイト・ディートリヒ(1506〜1549)の祈り

 

主なる神、天の父よ

父としての恵みに溢れたあなたは

御子を惜しむことなく

御子を死と十字架に引き渡されました。

願わくは、あなたの聖霊を私たちの心にお与えください。

あなたの恵みによって心から慰められ

様々な罪から確かに守られ

あなたが私たちに負わせようとなさるものは

忍耐強く担うことができますように。

そのようにして私たちが聖霊によって

あなたと共に永遠に生きることができますように。

 

【参考文献】

小泉健『十字架への道』日本キリスト教団出版局、2019年