のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

主よ。朝明けに。

詩篇 5篇
指揮者のために。フルートに合わせて。ダビデの賛歌。


1,私のことばに耳を傾けてください。主よ。私のうめきを聞き取ってください。

2,私の叫ぶ声を耳に留めてください。私の王私の神私はあなたに祈っています。

3,主よ朝明けに私の声を聞いてください。朝明けに私はあなたの御前に備えをし仰ぎ望みます。

 

4,あなたは悪を喜ぶ神ではなくわざわいはあなたとともに住まないからです。

5,誇り高ぶる者たちは御目の前に立つことはできません。あなたは不法を行う者をすべて憎まれます。

6,あなたは偽りを言う者どもを滅ぼされます。主は人の血を流す者や欺く者を忌み嫌われます。

 

7,しかし私はあなたの豊かな恵みによってあなたの家に行きあなたを恐れつつあなたの聖なる宮に向かってひれ伏します。

8,主よ私を待ち伏せている者がいますからあなたの義によって私を導いてください。私の前にあなたの道をまっすぐにしてください。

9,彼らの口には真実がなく心にあるのは破壊です。彼らの喉は開いた墓。彼らはその舌でへつらうのです。

10,神よ彼らに責めを負わせてください。彼らが自分のはかりごとで倒れますように。その多くの背きのゆえに彼らを追い散らしてください。あなたに逆らっているからです。

 

11,どうかあなたに身を避ける者がみな喜びとこしえまでも喜び歌いますように。あなたが彼らをかばってくださり御名を愛する者たちがあなたを誇りますように。

12,主よまことにあなたは正しい者を祝福し大盾のようにいつくしみでおおってくださいます。

 

 神に祈りを聞いていただける恵み。神に私の叫びを知っていただける特権。神は私たち、神に信頼する者をご自分の御子のゆえに神の子どもとしてくださる。

 天の父として、私たちはこのお方に甘えて、このお方の愛に満ちた威厳の中に安らぐ。

 敵は日々、私たちを囲み、この心を恐れさせ、疲れさせる。しかし、どんなときにも私たちは神にその心を知っていただく。

 特に大切なのは、朝である。目覚めた時にまず神の御顔を仰ぎ、神に祈りをささげる。神に心を知ってもらう。そして、また朝に神からのみことばが与えられることを備え待つ。

 朝は一日の行動の始まりである。そのときに神との時間を大切に持つことは、何よりの力である。一日の始まりは緊張する。その日何があるのか。誰と会うのか。そして、自分は何ができるのか。

 しかし、大切なことは何が出来るかではない。どう生きるかである。その生き方は朝に決まる。この朝明けにどこを向いているか。この朝明けに何によって心を満たしているか。

 詩人は主に叫ぶ。朝明けに主に心を向ける。これこそ、神の子どもとされた者の特権だからである。

 今朝もこの詩篇5篇を通して、朝に、朝ごとに神に心を向けよう。神に叫ぼう。神はあなたのことを心配してくださるお方。あなたとひと時も離れず共に歩みたいと願っておられる。

 そして、自分のことだけでなく、正しく生きようする、他の同じ神の子どもとされた者たちへのとりなしを促す。

 それは、みんな神に信頼する者は神の家族だからである。今日も神の家族のことを取りなし、そのことも忘れずに祈ろう。

 それがこの朝に与えられた神との時間の過ごし方である。

 

"朝にあなたの恵みを聞かせてください。私はあなたに信頼していますから。行くべき道を知らせてください。私のたましいはあなたを仰いでいますから。"
詩篇 143篇8節
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会