のりさん牧師のブログ

おもに聖書からのメッセージをお届けします。https://ribenmenonaitobaishikirisutojiaohui.webnode.jp/

受難節 第19日 水曜日

●ペテロの手紙 第一 5章5~6節

"同じように、若い人たちよ、長老たちに従いなさい。みな互いに謙遜を身に着けなさい。「神は高ぶる者には敵対し、へりくだった者には恵みを与えられる」のです。


ですから、あなたがたは神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神は、ちょうど良い時に、あなたがたを高く上げてくださいます。"

《メッセージ》

へりくだることは、天の御国において、とても重要な姿勢と言えます。主イエスは、弟子たちから「天の御国では誰が一番偉いか」と言う質問を受けたときに、小さな子どもを弟子たちの真ん中に立たせて、子どものように自分を低くしなければ天の御国にすら入らないのだと言われました。

 

つまり、弟子たちの質問が、自分たちは当然天の御国に入れる者だということを前提としたものであったので、まず、その勘違い、自惚れを正そうとされたのです。

 

それは「誰が一番偉いか」という問いにある、その保身、欲求と、天の御国は相容れない物だったからです。そのような価値観、思考では、天の御国には程遠いということを示されたのです。

 

「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです」と言われた主イエスの御心にある天の御国に入ることのできる者としての要件は、誰よりもへりくだること。誰よりも低くなることです。

 その最も偉大なへりくだりは、御子キリストが人の姿を取ってこられたことです。そして、私たち全ての人間の罪を贖い、罪人となられ、人としての苦しみを通ってくださったことです。

 私たちも主イエスのへりくだりにならって今日も低くされてまいりましょう。

 

《祈り》

主よ

あなたのへりくだりのほかに、へりくだりはありません。

どうか、私たちも主イエスに倣い、誰よりも低くされ、天の御国において、

賞賛と光栄と栄誉を得ることができるとペテロが語ったように、低くされるところにこそ、真の天国人としての姿があることを教えてください。